公務員の窓口対応 発展編(障害者対応)
公務員の窓口対応 発展編(障害者対応)
こんにちは。公ペンです。
前回、書き切れなかった
障害者に対応する際
注意すべきポイント述べていきます。
「障害者対応」
障害については大きく分けて
「身体障害」
「知的障害」
「精神障害」
がありますが、大きく分けた内に過ぎず
人によって、各々、障害の度合いが
違ってくるため、個人に寄り添った
柔軟な対応が求められます。
また行政は、平成28年4月1日に施行された
「不当な差別的取り扱いをすること」の禁止や、
「合理的配慮の提供」が義務付けられています。
法律にかかわらず、合理的配慮はもちろん必要ですが
より強く合理的配慮が求められていることを
意識した対応ができるといいですね。
対応の際、下記に記載することを
意識すればより良い対応が
できるようになります。
①困っている人に声をかける
来庁者、全員に言えることですが
特に、障害者の方は自分から助けを
求めにくい場合が多々あります。
積極的に声をかけましょう。
(実際、障害者対応の窓口研修で、
声をかけてもらえると救われる
という意見が多々あり。)
②柔軟な対応
障害一つを取ってしても症状は
千差万別です。
例えば聴覚障害、難聴でも程度
によっては聞き取れる方、
まったく聞き取れない方、
手話が使える方、
筆記通訳が必要な方、
そういったことを意識して
下記に記載のコミュニケーションツールを
活用しつつ、その人に一番適した
コミュニケーションを図りましょう
③ゆっくり丁寧に
しっかりと内容が伝わるよう、
その人に合わせた会話のスピードで
理解しているかを確認しつつ
繰り返しの説明をします。
または筆談を混ぜたりしてもいいでしょう。
④介助者や通訳者ではなく本人に
確かに介助者や通訳者に伝えるほうが
効率的ではありますが、
本人の尊厳に傷をつけてしまいます。
説明は原則、本人に伝えます。
介助者や通訳者はサポートです。
⑤コミュニケーションツール等
ア 筆談ボード・手話タブレット
聴覚障害者の方と手軽に意思疎通を図れます。
イ コミュニケーションボード
意思疎通が苦手な知的障害者の方や
自閉症の方が容易に自分の伝えたい
ことを伝えられるツールです。
ウ ヘルプマーク
助けを求めている人を察知することができます。
エ 耳マーク・ほじょ犬マーク
その場に掲示しているだけで、障害のある方が
立ち寄りやすくなります。
障害者対応については、以上です。
またの機会に、高齢者や外国人対応について記事を書きます。
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